サードパーティのストロボを作っている、ニッシンジャパンさんの初級ストロボ講座を受講してきました。
高円寺のニッシンジャパンさん本社に到着~
高円寺駅から徒歩15分くらいです。
環七沿い、隣にはセブン-イレブン
2階へ上がります
午前・午後と2つの講座を受講してきました。
まずは、午前です。(午後の講座は別記事で)講座名:「ストロボをカメラから離してみよう!」
講師:えはらあい先生→ とうきび日記
モデル:高実茉衣さん→ 高実茉衣のプロフィール|Ameba (アメーバ)
【内容】
ストロボをカメラから離して使用する“オフカメラライティング”の講座です。1灯ストロボライティングの基礎や、ライティングパターンなど、ストロボライティングのコツを学べます。
引用:ニッシンデジタル公式ホームページ私、ストロボをオフカメラで使ったことはありません。
本やスタジオで見たことはあります。その程度の認識。
カメラにクリップオンでなく、オフカメラにして使うことに意味がありそうだし、この機会に勉強してみたいと思って参加しました。
まずは、座学で理論や、オフカメラ撮影に必要な機材、アクセサリなどについて学びます。
そして、先生のデモンストレーションと解説
カメラからストロボにワイヤレスで信号を送れる、コマンダーのAir 1をホットシューに装着、ストロボはDi700Aを使います。
※撮影した画像は補正しちゃうと結果が分からなくなってしまうので、いじらず。
ただモデルさんに申し訳ないので、Light roomで露出補正だけ少ししています。
※私のカメラがPanasonicで今回使ったストロボ Di700A、コマンダーのAir 1に対応していないため、TTL発光でなくマニュアル発光で撮影しました。
掲載はニッシンジャパンさん、モデルさんの許可を得て行っています。
転載は硬くお断りします。
No reproduction or republication without written permission.
いよいよ実習ですよ。
先生のデモと同じことをして、撮った画像を比較。
その作例を持って帰る!!
モデルさんは超美人だし~、周りに参加者はいるし~、緊張しますが落ち着いて!!
状況を引きで撮っておくのも大事です。
後で見たとき、何の作例だったかわからなくなりますから。
1.カメラマンと同じ高さで、直射でストロボを焚きます
写真はできるだけ、引きと寄りで撮っていきました。
いかにもストロボ焚いてます!!
のっぺり、素敵じゃないテカテカ感…
人間は普段、太陽の光や、天井の照明に照らされたものを見ているので、
人間の背丈くらいの位置から光を当てると不自然だと感じるそうです。
2.ストロボは1の位置で高さだけグンと上げました
1のときより、自然な感じになり良くなりました。
まだ、のっぺりした感じがありますね。
3.ストロボを高実さんの斜め30°ぐらいの位置に動かしました
影も直射のときと違い、高実さんの真後ろでなく、
斜め後ろに出るようになりました。
高実さんにちょっと顔の向きを変えてもらいました。
鼻や首のところの影の出方が変わりました。
4.高実さんから45°くらいの位置へストロボを動かしました
より立体感が出てきますね。
力強い印象に。
レンブラントになってるかなぁ?
レンブラントになってるかなぁ?
高実さんにストロボのほうにシッカリ顔を向けてもらいました
光源のほうを向いてもらうと、やはり顔に出る影が変わってきますね
鼻筋や首、ほっぺ。
立体感は少し和らいだ印象。
講座は後半へ
レフ板やカポックなど、いろんな撮影補助のアイテムが登場!
再び実習です
5.高実さんの斜め後ろ45°くらいにストロボを配置しただけ
影は前の方へ
当然、顔は暗くなってます。
6.5番の状態にカポックを追加配置
全く補正なしですよ!凄い!!
キャッチは入っていないですけどね。
「自分が撮ったんじゃないみたい!」感激しちゃいました!!
先生に頼んでやらせてもらいました↓
7.高実さんの真後ろにストロボ設置、カポック有り
このようにストロボをモデルさんの後ろに配置したとき、アクセントライトと言うそうです。
↓失敗例
ストロボはモデルさんで完全に隠さないと、こうなります…
シャンプーのCMみたい
髪の毛に沿った輪郭が出来ます。
髪の毛をヒラヒラしてもらうと楽しいですね。
先生のデモでは、これにレフ板を足してキャッチライトを入れてました。
先生のデモでは、これにレフ板を足してキャッチライトを入れてました。
えはら先生によると、巻き髪だったりすると面白い、更に分かりやすい効果がでるとのこと。
カポックが無いときは、レフ板を使ったり、ワンオペレーションのときは、ストロボ2灯にしたりするそうですが、この講座は1灯のお勉強なのでやりません。
続いては、先生によるデモ
ローグ フラッシュベンダーの有無、サイズの違いによる効果を比較します。
30°ぐらいの位置からストロボ直射
フラッシュベンダー Sサイズ
フラッシュベンダー Mサイズ
フラッシュベンダー Lサイズ
Di700Aの場合、フラッシュベンダーはLサイズまで使えるそうです。
ラストは、フラッシュベンダーのディフューションパネルを外して撮影
結果の画像がなくてすいません。参加者みなで先生の撮った画像をモニターで確認しました。
フラッシュベンダー、大きいほど光源の面積が大きくなるので光が拡散して、ソフトな光になっていきます。
小さいSサイズは光があまり広がらず、光が横方向に広がって行っているのがよく分かりました。
ラストの、ディフューションパネルを外すは、天井が白い場合使える手法。フラッシュベンダーと天井、両方から光が回ります。
時間も押し迫ってきて、ラストです。
トランスルーセントのアンブレラを用いたデモ
アンブレラとモデルさんの距離による影の出方など見比べます。
まずは遠めに配置
続いてアンブレラを近づけます
必然的に構図が変わってきますね。
アンブレラを近づけると、影がしっかりでてる気がします。
実習ラストです
8.トランスルーセントアンブレラを高実さんに近づけた状態で撮影
最後はちゃんとポートレート撮る!と気合を入れて
高実茉衣さん、本当に、かわいい!
綺麗なモデルさん!!
ニヤニヤしないでやるのが大変だったw
お疲れ様でした~
お疲れ様でした~
【私的、参加時のポイント】(あくまで私的)
1.講座では先生の指示どおりに撮りましょう。状況カットも忘れずに。その場で作例を比較して、それが帰宅後にも出来て、後々撮影で分からないことが出てきた時に、見返せる資料になります。
2.モデルさんとのコミュニケーション
他の参加者さんも仰っていましたが、撮影を始める前にモデルさんに挨拶!これは大事です。
コミュニケーションの第一歩!
お互い楽しく状況で撮影したいですもんね。
どのサイズで撮っているのか、伝えましょう。
フルショットで撮られているのか、バストアップで撮られているか、モデルさんは分かりません。サイズを伝えることでポーズも合わせてくれます。クローズアップで撮ってるのに伝えなければ、モデルさんは足の先まで神経を集中させている状態。無駄に疲れさせてしまいます。
参考:美しく撮る女性ポートレートゼロから始める講座
3.マニュアルモードを使えますか?
講座では先生から「F値、ISO感度、シャッタースピード、幾つ幾つで!」って指示が飛びます。
このときに操作がスムーズにできるかです。
初心者講座なので自分で露出を決められなくても大丈夫です。露出の決め方は教えてくれます。
実習時は、効果が分かるようNikonで言う「Dアクティブライティング」などの機能を切ります。
何処にどの機能の割当があるか、あらかじめ確認しておきましょう。
もちろん、この辺り分からないときは、先生がフォローしてくれます!!
4.持参レンズは標準ズームレンズがオススメ
セッティングの状況撮影、あえて引きで撮って影の出方などを見ます。
スペースもあまり広くないので標準で十分。背景は背景紙か単色の壁ですから、「望遠でぼかす」とか要りませんし、先生の指示した値で撮りますから。
クリップオンの講座では被写体の大きさは変えず、被写体とカメラマンの距離を遠ざけたり、縮めたりします。単焦点では出来ないですね。
持っていれば標準ズーム持参が良いと思います。
【総括】
初のオフカメラによる撮影、とっても楽しかったです。
クリップオンと比べると、いろいろな光の当て方ができて、バリエーションが増えます。
衣装の色などもシッカリ出て、よりレベルアップした写真が撮れます。
「自分が撮ったんじゃないみたい!」と思える写真が撮れました。
そして、ニッシンのコマンダー「Air 1」が使いやすい。
先生から、ちょっとレクチャー受け、2,3回撮影したら殆ど操作方法はわかりました。
いつ使うかわかりませんが、オフカメラ撮影に必要なライトスタンドが欲しくなっちゃいました~。
ステマかw
いえいえ、むしろ講座でハマってしまい、私が買い足ししそうです。
モデルさん、先生、アシスタントに、参加者は8名で3時間の講座。これで3,980円は、かなりお得でしょう。
ニッシンさん、儲け無しでやってくれてると思います。
えはら先生、高実さんありがとうございました。
午後の講座へ続く…
ニッシンジャパンさん 初級ストロボ講座「ストロボの基礎 / アクセサリーを活用しよう! or 日中シンクロに挑戦しよう!」を受講してきた
<撮影>
Panasonic LUMIX DMC-GH3 + LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8
Panasonic LUMIX DMC-GH3 + LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8
※下記 Amazonのリンクですが、リンク先のストロボとコマンダーはCanon用です。
(自身のカメラに対応したものを選択して下さい)
※フラッシュベンダーのリンク先は、フラッシュベンダー2で、サイズはLです。
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