サードパーティのストロボを作っている「ニッシンジャパン」さんのストロボ講座、中級を受講してきました。
ニッシンデジタル公式ホームページ
今回の講座では、 自然光とストロボ光のバランス、様々な種類の自然光が差し込む建物でストロボ光を足すことで得られる豊かな表現を体験します。
中級講座(講師:その江先生)
<講座内容>ニッシンデジタルのセミナーページより引用(引用元は削除)
・小型軽量で自由自在な配置ができるクリップオンストロボを使ったオフカメラ・ライティングを順序立てて、分かりやすくご説明いたします。
・シチュエーションごとに適したライティングの考え方、各種アクセサリーの活用の仕方を学べます。
・オフカメラ・ライティングの面白さを感じ始めた方、スキルアップを目指したい方に最適な講座です
・撮影後はモニターによる講評を行います。
使用ストロボ: Di700A,Air1など
使用機材: 各種クリップオンストロボ用アクセサリー(レフ板、ROGUE、ROUND FLASHなど)
記録画像設定: RAW+JPG
場所はレンタルスタジオのStudio iG
築25年くらい経つというスタジオも綺麗でした。
掲載はニッシンジャパンさん、モデルさんの許可を得て行っています。
転載は硬くお断りします。
No reproduction or republication without written permission.※一部画像、露出補正のみLightroomでいじっています。
まずはカポック+i60A 1灯
ホームセンター等でも簡単に手に入る、かつ面が大きくて手軽なのでカポックを終始使用。今回はフラッシュベンダーとかアクセサリーを使わずに撮影しました。
十分きれい!
続いて、より良くするために2灯へ
2灯目はレフの役割をさせます。
レフで起こすくらいのつもりなので弱く焚くとのことです。
左側にストロボとカポックがあるので 身体の向きが変わると微妙な変化があります
続いて先程の機材を真逆、カメラマンから見て右方向に移動
その江先生、ストロボをセッティングするときは「窓を作るイメージ」でということを繰り返しおっしゃっていました。
ちょっとした差ですが、ワイドパネルを利用してより光を拡散させ、柔らかくするなんていうテクニックも教えていただきました。
いい感じ
今度はストロボ1灯をバウンス状態にに変更しました
「窓を作って光を回す」「グラデーションを作る」
そのためにはサイド光か、バウンスしか無いそうです。
モデルさんの顔や身体のちょっとした向きの違いで、印象変わりますね。
カポック入ってるよ!油断大敵(汗)
次は参加者自身でライティングを作ります。
私はせっかく本棚があるので、本棚使いたいなあと思い組みました。
確かこんな感じで組みました。
(制限時間があるので慌てました)
先生、戸惑う私に「どうしたい?」「窓を作るんだよ」「どこに窓を作りたい?欲しい?」
「この場面で今使えるのはサイド光かバウンスだよ」
ヤバイ…ここまでの内容、分かったつもりで理解してなかったぞ~
でも、この撮影を通して理解できました。
組んでみたものの、撮影開始直後、どこから撮れば良いのか戸惑ってしまい、とにかく「本棚入れなくては」と焦る。カポックの前付近に立った位置から撮影しています。
撮影位置が決まってない時点で、組めてないってことですね(;^ω^)
なんか不自然。あんまりいい感じじゃない…
バウンスしているストロボ側へ少し移動して撮影
さらにバウンスしているストロボ側へ移動
位置はよさそう
モデルの”りこ”さんに身体の向きを変えてもらって
★
ちょうどいい感じになってきました。
カメラマンが移動して適当な場所を探すこと、モデルさんに的確に指示を出してあげることも重要だそうです。
「講評があるから、提出できるものを撮らないと」と思って焦りましたが、何とかまとまりました(ホッ)
自分が移動したり、モデルさんの向きを変えて撮れた写真を見て「 窓、面ってそういうことか!」って思いました。理解は出来たかな。
最初につまずいたのが功を奏したかな。
適切な位置を探すための小刻みな移動を。動画を撮るときにやっていたので理解する上では役に立ったかも。
先生によると「同じやり方でも、場所が違ったら同じ方法が使えない」ってことはよく起きるようで、午前も同じ中級講座に参加された方が実感されていたようです。
講座も終盤です。もう夕方。
今度はこの写真の右側にある窓の外、ベランダに2灯、アンブレラ付きでストロボを設置。
さらにガラスに白い布を掛け、ディフューズしての撮影。
左側にはストロボなしでカポックもあります。
ここまで来ると、技術的にも金銭的にも簡単には真似できないレベルですね。
脚元の光に注目
モデルさんの顔の向きが変わると、影の出方に微妙な違いが
先生「ライティングはパターンだから、それが出来るようになったら、モデルさんの特徴(今回は髪型なんか特に)気にしてあげる」
大事なことですね。参加者みんなで「まだ、そんな余裕ない!」って返してましたけどねw
最後は、先程ベランダに設置したストロボを活用して、窓際で撮影
レフ板を他の参加者の方に持ってもらい撮影
Beautiful!!
自分が撮ったんじゃないみたい
日のだいぶ落ちた夕方とは思えません。
先生からは「ちゃんと窓を作りたい位置が示せたからいいじゃない」「モデルさんにちゃんと指示を出して撮ることができた結果」 「いたずらしてる感がいいね」とコメントをいただきました。
うまく表現できませんが、その江先生は優しく、言葉を選んで、とても丁寧に伝えてくださり、参加者が自信を失すことはありません。
講座も解説がとても丁寧でした。
温かい雰囲気の講座です。
モデルの森實りこちゃんも可愛かったし、笑顔がとてもステキでした。あと小悪魔キャラも。
以上で中級講座は終了です。
大変満足の行く内容でした。
まだまだ勉強不足。
同じ内容でもまた参加してみたいです。
【関連記事】
初級ストロボ講座の記事はこちら
その1
ニッシンジャパンさん 初級ストロボ講座「ストロボをカメラから離してみよう!」を受講してきた
その2
ニッシンジャパンさん 初級ストロボ講座「ストロボの基礎 / アクセサリーを活用しよう! or 日中シンクロに挑戦しよう!」を受講してきた
今年もブログ「自転写」、たくさんの方が訪問してくださいました。ありがとうございます。
また来年も好き勝手に書きますが、どうぞ御ひいきにお願い致します。
<おまけ>
初級講座のときからオフカメラのライティングがしたいなぁと思っていたのですが、マイクロフォーサーズ用のコマンダーが無かったので諦めていましたが、対応品が出たので買いました。
プラス、その他いろいろ…
派手に使いすぎましたね。
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